以前、タイの射撃場って危なくないですか?
と聞かれたことがある。
タイで射撃場を運営できるのは、軍か警察だけである。
しかも現場で使っている銃器をそのまま利用するので、
メンテナンスは万全なのだ。
だから意味はわからなかったので聞いてみると、
その人は、飲食店の店主が店の裏手で射撃を
させてくれとことがあるという。
これは危険と言わざるをえない。
タイ国家警察の射撃場では、
射撃のインストラクターを務める教官が
メンテナンスを行う。
拳銃というものは、火薬のススが付くだけじゃなく、
銃弾の鉛が溶けて、内部にこびりつく。
メンテナンスでこれを除去しないと、
事故につながってしまう。
大体の場所は、硬めのブラシやコイル状の道具で
除去できるが、
入り組んだ部分は、カッターを使って、異物を除去する。
掃除が終わったら、
油で全体的に洗浄して、
落ち葉飛ばし機で乾かして、
こうやって皆さんに
安全な射撃を楽しんでいただいています。