子供の頃に、見た様な町並みを独りで歩いている。1本奥では、なにかお祭りの様な事をやっている。なんとなく見に行くと舟橋貴恵(中学の時の彼女ナニモシテナイ)が、売店で働いている。『うわ〜、気まず〜。』と、思いながら前を通り過ぎようとしたら、向こうから「全然連絡くれないのね、電話番号も変わってるし。」とかなんとか話し掛けて来た。 とてもつらそうな、悲しそうな顔で。その顔を見て、『コイツ、かわいい。』と、思うと同時に『俺は、この娘になんてひどい事をしたんだろう。』と、思ってしまった。
結局、一緒にお祭りを見る事になり、貴恵が、「準備をしてくるから待ってて。」と、売店の中に入っていく。待ってる間にトイレに行くと、押川(前の職場の女、おもしろいヤツ)が、男トイレの小便器の前にいて「なにしとん?」と、声をかけると、「いや、なんか、どうしても、男用の小便器でオシッコしてみたくなってさー。いやあ、できるもんだねえ。」と、言った....。 トイレから出て駐車場へ行くと、木村先生(中学の時のクラブの顧問、空手、少林寺、日本拳法すべて黒帯、しかもマッチョ。マジで怖かった。でも嫌いじゃなかった。)が、腕を振り上げながらやって来て、「さあ、お前等、行くぞ!」と僕らは体育館に連れて行かれた。そこで、なにかハードな事をやらされそうになったのだが、「僕は、これと卓球やりますから。」と言って、魚娘(ウチのネコ、『ととこ』と読む。僕の娘)と、卓球をしていた。
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