露天商

Situation
高校の頃のゆめです。ある日学校の帰り道に露天商がいました。そこで一頭の馬が売っていました。小さなポニーです。物欲しげに見ているとその露天商は、「こいつはおまえさんの馬だ」といって譲ってくれました。私はその馬を当時住んでいた団地のベランダで飼うことにしました。私はその馬をとても可愛がりました。芸もたくさん仕込みました。しかしです。少し経つと、私はその馬の存在をすっかり忘れてしまいます。そのまま時が過ぎてから、私は何気にベランダのドアを開けると、そこには衰弱しきったその馬がいました。その馬は乾いて濁りきった目で私を確認すると、よろよろと立ち上がり昔のように私にじゃれてくるのです。そして力を振り絞って教えた芸をするのです。私は急いで餌を取ってきて、その馬の前に差し出します。馬は弱々しく嘶いて、餌に口を近づけますが、既にそれを食べる力はなくそのまま息絶えるのです。

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