お祭り

Situation

子供の頃に、見た様な町並みを独りで歩いている。1本奥では、なにかお祭りの様な事をやっている。なんとなく見に行くと舟橋貴恵(中学の時の彼女ナニモシテナイ)が、売店で働いている。『うわ〜、気まず〜。』と、思いながら前を通り過ぎようとしたら、向こうから「全然連絡くれないのね、電話番号も変わってるし。」とかなんとか話し掛けて来た。
とてもつらそうな、悲しそうな顔で。その顔を見て、『コイツ、かわいい。』と、思うと同時に『俺は、この娘になんてひどい事をしたんだろう。』と、思ってしまった。

結局、一緒にお祭りを見る事になり、貴恵が、「準備をしてくるから待ってて。」と、売店の中に入っていく。待ってる間にトイレに行くと、押川(前の職場の女、おもしろいヤツ)が、男トイレの小便器の前にいて「なにしとん?」と、声をかけると、「いや、なんか、どうしても、男用の小便器でオシッコしてみたくなってさー。いやあ、できるもんだねえ。」と、言った....。
トイレから出て駐車場へ行くと、木村先生(中学の時のクラブの顧問、空手、少林寺、日本拳法すべて黒帯、しかもマッチョ。マジで怖かった。でも嫌いじゃなかった。)が、腕を振り上げながらやって来て、「さあ、お前等、行くぞ!」と僕らは体育館に連れて行かれた。そこで、なにかハードな事をやらされそうになったのだが、「僕は、これと卓球やりますから。」と言って、魚娘(ウチのネコ、『ととこ』と読む。僕の娘)と、卓球をしていた。

Keyword
  • お祭り
    現実からの脱却。抑えてきた感情などの解放を意味する。
  • 悲しい
    過去の出来事を後悔したり、現在の状況や最近の出来事に対して、無力感にさいなまれている様子
  • 後悔する
    将来への不安や自信のなさのあらわれ
  • トイレに入る
    疲労を告げていることもある
  • 排泄
    幼稚さや未熟さのあらわれ
  • 駐車場
    常識や秩序に従うことや自分を枠にはめることの象徴
  • 教師
    道徳や約束事の象徴
  • 卓球(テニス)
    人間関係を暗示

Result

普段抑えている感情を呼び出して、色々考えてたようです。
将来に対する不安、疲れ、未熟さなどを。
そういうことを通して、自分を見つめていたようです。