水族館

Situation

家族でどこかの水族館へ行く。皆が前を歩いて、僕は、一番後ろを父様と母様の間で二人に手を繋いで嬉しそうに歩いている。(子供の頃に戻っているわけではなく、年はいまのまんま)今まで理解し合えなかった父様と、こうして手を繋いでいることが嬉しくって、左手は母様と繋いだまま、右の父様と繋いだままの手を目頭に持って行き、うれし涙を拭っている。

 水族館では、手の平サイズの子犬が水中ショーをやっていて、色っぽいお姉さ んが司会をしている。僕はそれを写真に撮っている。
 水族館の中、階段の途中のお土産コーナーでフィルムが無くなり、母様に荷物を持ってもらい新しいのに 入れ替えようとすると、今までのフィルムが上手く入っていなくって、ガチョビ ーン!と、思う。

 帰り道、僕達が歩いている横をトラックが凄い勢いで走って行き、危ない目に会う。 その運転手がインネンをつけてくるので、僕と母様が話しを聞くことにして、他の皆は先に帰る。そのオッサンは、「俺の畑に鳩以外の鳥が来なくなった。お前達のせいだ!」と怒っている。『わけわからん。』と思うのだが、ま、鳥が集まってくれば気が治まるのだろうと思い、なんとか方法を考える。『鳥が来れば問題ないんだろ。』と思った僕は、『これでいいのかなー?』と思いながら、そこいらに鳥のえさを蒔く。

 家に帰ると、(建て直す前の家、応接間に皆いる。)皆買ってきたお土産を開 いたり、御飯を食べたりと、賑やかで楽しそうだった。そこに先のオッサンがトラック3台でやってきた。父様と、姉様のダンナが「何だ、また文句言いに来たのか。」と、出て行こうとするのを僕は「イヤ、ちがうよ。」と止める。するとオッサンは、ペコリと頭を下げて去って行った。よく解らんが鳥が来るようになったらしい。
 その時3台のトラックの内1台から菅野(中1のとき同じクラスだった男、それ以降は話しもしてない。)が出てきて、家の玄関にツバを吐き掛けた。頭に来た僕は、「ここは俺の親父の家だ、テメェにそんなことする資格はねぇ!」と菅野の後頭部を掴み、そのまま壁に叩き付け、顔を蹴り、ドブ(側溝)の中に叩き落として、思いっきり顔を踏んづけた。
 そしたら頭がドブの角にあった 為、後頭部がパックリと割れてしまい、血と脳みそがダラダラ、ドロドロ出てき てシャレにならない状況になってしまう。僕は『あれま、流石にこれは放っておけんわね。』と思い、119に電話を掛ける。すると、ナントカ大学医学部につながってしまい、「今、講義中だから講議が終わったらスグ行きます。」と言われる。間違えたのかと思い、何回も掛け治してみるが同じ所につながってしまう。 姉様のダンナに話すと、「フーン、じゃあしょうがないわなあ。」と当たり前のように言われてしまう。『そんなんだったら、菅野、死んでまう。人殺しにはなりたくないぞ。どうしよう….』と、とりあえず菅野の傷口にアイスノンを貼ってみる。『頭割れて、脳みそ出てるのにアイスノンで治るわけねーやんなー。』 と自分のボケが面白くて仕方がない。菅野の事は家の中には入れてやらずに、外に放ったまんまにしてある。

 なぜだか、玄関先で渡辺君が(前の職場で一緒だったかなり変わり者の男、あまりかかわりたくなかったヒト)職場のユニフォーム姿で(上はポロシャツ、下 はジャージ)準備体操をしてた. . .

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農業研究所

Situation
そこはアメリカの、とある農業研究所の小さな庭の一角。

私の足元には、高さ20センチほどのコンクリートの枠で囲まれた、広さ3畳ほどの畑がある。私の周りには2,3人の研究員と思われる男性が働いている(女性は私だけ。男性たちは皆アメリカ人)。私は、その3畳ほどの畑の研究を担当している。

「きれいに稲が生えそろってきたな・・」などと満足していたのも束の間、畑の真ん中(子供が布団の真ん中にオネショをしたような池の形)に様々な種類の雑草が覆い茂り、その部分だけ稲が生えていないことに気づく。

「これは失敗だ」と憤慨しながら、私は畑をすべて更地にしてしまう。きれいに雑草や稲を根っこから刈り取ったところで、私は研究員の一人に、挑戦的な態度で相談を持ちかようとする。

その研究員はカイル・マクラクラン(映画「ツインピークス」の主役)であり、口ひげと顎ヒゲをはやしている。彼は隣の庭で研究しているので、私はアーチをくぐり、彼のいる庭へと向かう。そして相談する。

私「すべて稲を刈り取ってしまったので、また最初から田植えをしなきゃ。かといって、手で植えていくのも大変だから、田植機を買って」

そこで突然、通信販売のCMが目の前に流れる。内容は”携帯田植機”だ。

その研究員「もう買ってあるよ。ほら、携帯田植機。これで仕事も楽だろ」

その携帯田植機は、片手で操作できるのだが、まるでピストルを撃つように一つ一つ、稲を植えていかねばならない。

乗り気がしない私だったが、仕方なく、それで田植えをしようとした。

彼と一緒に、私の畑へ向かう。私「こういう物があるなら、最初から言ってよ」彼「なぜ、そんな言い方するんだ。冷たいね」私「仕事だから当たり前でしょ」などと、会話しながらアーチをくぐり、私の3畳ほどの畑に到着。どうやら私は彼に気があるらしい。

私の畑には、なぜかシートが被されている。そのシートをはがすと、さっき稲を刈り取ったはずの更地の畑に、小さな稲が芽生えていた。元気よく、きれいな列に沿って。

私「良かった。また芽が出てきた。ごめん。この機械、要らなくなったわ。返す」

そこで夢が終わる。

  1. ここは、あくまで畑であり、水田ではありません。しかし前半では、なぜか、きれいな緑の稲穂が生えていたのです。
  2. カイル・マクラクランの映画等は、ここ数年間も観ていないのに、急に、彼がヒゲをはやし、白衣を着て登場する。
  3. 会話はすべて日本語。

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