江ノ電

Situation
ある夏の日。友人と二人で江ノ電に乗って江ノ島に向かっている。

日差しがかなりきつく、友人はしきりと首にあたる日差しを気にしている。

(な ぜか友人は私のほうを向かず、彼女の首筋だけが見えている。)

「そんなに暑け れば窓を開ければいいよ。」と言って私は窓を開けた。

しかし車内は冷房中。周りにいた人々(なぜか50代のおばさまばかり)がいっせいにこちらをにらみつけている。その視線を感じ何故か”負けられない”と思い、こちらもにらみ返した。

にらみ合いはしばらく続いたが,急におかしくなってきて 思わず笑ってしまった。

その途端急に素直な気持ちになり、「申し訳ありません。私が間違っていました。」と彼女たちに謝った。おばさま達は何も言わなかったが、にこにこ笑っていた。

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