Situation |
高校の頃のゆめです。ある日学校の帰り道に露天商がいました。そこで一頭の馬が売っていました。小さなポニーです。物欲しげに見ているとその露天商は、「こいつはおまえさんの馬だ」といって譲ってくれました。私はその馬を当時住んでいた団地のベランダで飼うことにしました。私はその馬をとても可愛がりました。芸もたくさん仕込みました。しかしです。少し経つと、私はその馬の存在をすっかり忘れてしまいます。そのまま時が過ぎてから、私は何気にベランダのドアを開けると、そこには衰弱しきったその馬がいました。その馬は乾いて濁りきった目で私を確認すると、よろよろと立ち上がり昔のように私にじゃれてくるのです。そして力を振り絞って教えた芸をするのです。私は急いで餌を取ってきて、その馬の前に差し出します。馬は弱々しく嘶いて、餌に口を近づけますが、既にそれを食べる力はなくそのまま息絶えるのです。 |
Keyword |
「Result」を参照 |
Result |
物を譲ってくれたこの露天商は「もう一人の自分」、と考えられます。そして、夢に出てくる馬は、「異性または性の願望」を示します。ドア(窓)を開けることは、「自分で世の中を見ようとする意志」の現れです。つまり夢の中で、もう一人の自分が(異)性の興味に対してあなたに問いかけた。「もう一人の自分」というのは、誰でも持っています。驚くほど自分に歯止めをかけたり、ゴーサインを出したるするのがそれです。で、さっきの問いかけに対してあなたは、性への興味を自分から目を背けずに見ようとする、心の準備をある程度整えた。ということが、「ベランダで馬を飼うことにした」から解ります。しかし少したつと、あなたはそのことを忘れました。というより、ここで一度問題解決はしています。更に少しして、ふと、世の中と言うか人生を考えたとき(ベランダのドアを開けたとき)、「やはり”性”はどんな形であれ関わるのだ」ともう一人の自分が諭し(馬の行動)、あなたがそれを認めたこと(えさを与えたこと)で、もう一人の自分が象徴した「性」の教育が完了したので、息絶えた、のではないでしょうか。 |