Situation
港に船がいる。二人の子供がいる。

どうしてもそれに乗り込まなくてはいけないのだが、どうしてものりこめない。

荷物の陰に隠れても見つかってしまう。誰かの家族を装っても、ばれてしまう。

「どんなことしても絶対に乗るんだからっ」女の子は隣の男の子の手を取った。

老婆に出会う。

「私たち、あの船に乗らなくてはならないの」「それならおばあさんが一緒に乗ろう」なぜか、すんなりと乗り込むことができた。

ラウンジで、老婆が飲み物を差し出す。「疲れているだろう。これをおのみ」二人は飲み干した。「さぁ。のんだらおやすみ・・・」最後まで聞くことなく、二人と老婆は眠った。

それから彼らが寝覚めることはなかった。

Keyword
  • 停泊している船
    安定した生活を求める気持ち
  • 乗り物に乗れない
    自分の環境や考えを変えられない
  • 老婆(老人)
    知恵やアドバイスをくれる人
  • 飲む、老婆、子供が死ぬ
    自分の幼さを消そうとしている
Result
安定した生活を求め、なかなか変えられない自分を省みて、自分の幼さを消そうとしているようです。深層心理が判断して、そう仕向けたようです。